瞑想に上達し成功するための15の教え

ハスカップ

2016年08月01日 21:21



2016年7月31日(日)に、浜松市で、クムダセヤドーとコウィダ比丘をお招きしての瞑想会を開催させていただきました。

クムダセヤドーは、とても温厚なお人柄で、そのやさしいご性格や雰囲気は、一緒にいるだけで伝わってくるほどです。

慈愛に富む、まさに仏教の比丘といった方でして、セヤドーをお招きしての瞑想会を今年も開催させていただきました。

今回も、アーナパーナ・サティを、セヤドーと一緒に3回行い、実りある瞑想会になりました。

瞑想会の最後には、ご法話を頂戴いたしましたので、それを掲載させていただきます。



2016年7月31日(日)
クムダセヤドー浜松瞑想会における御法話(1/3)



1.瞑想実践者が瞑想に成功するための15の教え

1.信じること
・信じることができないと信仰できないので、信じることが大事。



2.「戒律」を守ること
・戒律を守ることが大切です。

・戒律には「五戒」「八戒」がありますが、
 自分の能力に応じて可能な限り戒律を守ることが大事です。

・少なくとも「五戒」は守ってください。

・それと、いつも「前向き」な思考をすること。

・先ほどのお経で読み上げた五戒ですが、一番目は、生き物を殺さないという戒律ですね。これを守っていくと、世の中も平和になります。

・五戒の中の二番目は、与えられていないものを盗らない。盗まないことですね。これも守ると、世の中が平和になります。

・三番目は、みだらな性行為をしないということです。これを守ると、世の中が平和になります。

・四番目は、嘘を言わないという戒律です。この戒律も守ると、世の中が平和になっていきます。

・五番目は、お酒や麻薬を飲まないということですね。これも守ると、世の中が平和になっていきます。

・お酒を飲むことで、いろいろな問題が、世の中に起きています。嘘を付いても様々な問題が起きています。みだらな性行為で、問題が起きます。盗むこと、与えられていないものを盗ることで、いろいろな問題が起きています。生き物を殺すことで、さまざまな問題が起きています。

・なので、五戒を守ることが大事です。

・この五戒を守って生活をすることで、ドアに鍵をかけることなく、自分の家で平和に暮らすことができます。

・皆さんが五戒を守っていくことによって、身の回りが安全になって、居心地のよい世界になって、世の中も平和になっていきます。

・今、世の中でもいろいろな問題が起こっていますけれども、原因は、こうした戒律を守らないことから起きてきていると思います。

・五戒を守ることで、長生きすることもできます。反対に、五戒を守らないことで、命も短くなっていきます。

・もし、五戒を守っていけば、若いうちに亡くなることも減っていきます。

・五戒は、普段の生活の中で守っていくことで、また、身近な感じで守っていくことで、結果が得られていきます。

・ですので、この基本となる五戒を、皆さんも守ってください。少なくとも、この五戒だけは、守っていってください。



3.サティ(念)
・サティとは、気づくこと、憶えていること。

・アーナ・パーナ・サティの通り、呼吸に「気づく」こと。

・呼吸が入って、出て行くことに「気づく」こと。

・この気づきが無いと、なかなか続けられないと思います。

・この「気づき」があることで、瞑想になります。

・この気づきが無いと、心が集中できないで、いろいろなところにさまよってしまいます。

・心がさまよってしまいますと、心を集中することが、ますますできなくなってしまいます。

・なので、呼吸が入って、出て行くことに気づいていくことが大事です。



4.スッタ(知識)
・スッタとは、知識があることをいいます。

・たとえば、アーナパーナサティの瞑想について、多く知識があるほうがよくなります。



5.パンニャー(智慧)
・自分でわかること。

・知識としてではなく、自分で実際にやってみてわかること。

・アーナパーナサティの瞑想でいえば、実際にやってみて、それがわかることをいいます。



6.ヒリ(慚:ざん)
・悪いことをするのが「恥ずかしい」こと。



7.オタパ(愧:き)
・悪いことをするのが「怖い」こと。

・6番目の「慚」と、7番目の「愧」はとても大事です。

・「ヒリ(慚)」と「オタパ(愧)」があれば、悪いことが一切できなくなる。

・悪いことをすることがなくなると、地獄に堕ちることがなくなります。

・戒律を守ることだけでなく、悪いことをするのは恥ずかしい、怖いとするのが大切です。

・「ヒリ(慚)」と「オタパ(愧)」を持っているだけで、ソータパンナ(悟りの初門の「預流果」)と同じように、地獄などの悪趣におもむくことはなくなります。

・「五戒」と、「ヒリ(慚)」と「オタパ(愧)」を護持するのが大切です。



8.ビリヤ(精進:努力)
・瞑想するときも努力(精進)が必要です。努力しませんと、瞑想もうまくできるようにはなりません。

・瞑想で大事なことは、三番目の「サティ(念)」と、この「ビリヤ(精進)」の二つが大事です。

・この二つがありませんと、瞑想を続けることができなくなります。

・ですので、瞑想をするときには、サティ(念)とビリヤ(精進)がありませんと、まずできません。



9.「根(こん:感官、六つの感覚器官)」を護ること

・根には6つあります。眼、耳、鼻、舌、身、意」の根を守ることです。

・瞑想をするときには、眼で、見たいものを意のままに見ないほうがいいですね。眼も、自分で見る範囲を決めるのも大事です。

・耳も、音楽や歌を、意のままに聞くのを控える。

・鼻も、良い香りだからといって、欲するままに嗅ぐのもよくない。

・舌も、美味しいものだけを食べたいとか、嫌いなものを食べたくないとか、選り好みをするのはよくない。

・身(体の感触)も、感触のよいところだけを触ったり、やわらかいものだけを触りたいとか、選り好みすることはよくない。

・心が、心で考えるときは、良いことだけを考えて、悪いことは考えない。



10.食事を適切にすること
・食事が美味しいからといって、お腹いっぱい食べたりしてはいけない。

・適切な量の食事をすることです。

・美味しいものだけを選んだり、嫌いなものを食べないとかではなく、体が元気になるように、瞑想ができるように、
 適切な量の食事を取ることです。



11.活発・生き生きしていること
・活発にし、生き生きしていることも大切です。

・そのためには、12時間のうち1/3(4時間)の睡眠がおすすめです。



12.「第一禅定」を得ること

13.「第二禅定」を得ること

14.「第三禅定」を得ること

15.「第四禅定」を得ること


・12~15に関しては、禅定に関することですので難しくなります。

・アーナパーナサティの瞑想が深まっていきますと、月や太陽のような光(ニミッタ)が見えてきますが、これは瞑想が進んできている印になります。

・ニミッタに少なくとも1時間集中できるようになると、第一禅定になり、第二、第三、第四と禅定を深めていくことができます。

・以上が、瞑想実践者が行う15項目になります。





Q&A
Q.「歩行瞑想」で禅定に到ることができるのでしょうか。また、歩行瞑想でミニッタが出てくることは無いとは思いますが、禅定とニミッタは関係ないのでしょうか?

A.歩行瞑想では、禅定を得るのは難しいと思います。
なぜなら、歩くからですね。
歩いていると、心が動いてしまいます。

また、歩きながらでは、ニミッタに集中することはできませんし、歩行瞑想では禅定は得られないと思います。
  
瞑想には、4種類あります。
 ・寝ながら
 ・立ちながら
 ・座って
 ・歩きながら
このうち、禅定を得るには座った瞑想になります。寝ながら、立ちながら、歩きながらでは禅定を得るのは難しいと思います。



Q.アーナパーナサティ(呼吸瞑想)において、禅定を得るには、ニミッタは必ず見えるものなのでしょうか。ニミッタが見えていないと、禅定は得られないのでしょうか。人によっては、ニミッタが無くても禅定が得られるのでしょうか。

A.ニミッタがありませんと、禅定になるのは難しいと思います。
ニミッタのように、何か集中する対象がありませんと、禅定にはならないでしょう。


(つづく)



◎2016年7月31日(日)浜松市・クムダセヤドー法話
◎1/3 瞑想に上達し成功するための15の教え
◎2/3 アーナパーナ・サティによる八正道
◎3/3 七歳の子どもが完全な悟りを得た(阿羅漢になった)アニタの話し



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