2013年7月13日 浜松瞑想会(於:クリエート浜松)における「クムダ・セヤドー御法話」9/13
◎何を置いてもまずは「戒」が大切~瞑想の土台・基礎
ですから、こうしたことを知りたいと思うなら、まず皆さんは、ブッダが教えた通りに「戒(かい)・定(じょう)・慧(え)」を行っていく必要があります。
中でも、まず「戒」を行って、心と行動を浄めていく必要があり、これができていないと、上記のような観察できる力が出てきません。
ヴィパッサナ瞑想を行うということは、智慧の瞑想でして、最高の瞑想になりますが、これができるためには、「定」と「戒」ができていないとできません。
「定」とは、先ほど説明した通りでして、「禅定」であり、禅定の集中力を養う瞑想になります。
こうした瞑想をするにしても、最初は「戒」。最低での「五戒」を守って、その上で、努力をして、「気付き(サティ)」の力を養って「禅定」という集中力を作る必要があります。
この集中力がついたときに、禅定の集中力をもって、ヴィパッサナという智慧の瞑想を行っていきます。また、無常・苦・無我を観察していきますと、智慧が出てくるようになります。
ですから、パオ森林僧院での教えは、お釈迦さまの「戒(かい)・定(じょう)・慧(え)」の教えから外れずに、沿いながら、段階を経て、ステップアップしていくようにできています。
あとは、しっかりやっていくことになります。これについて来ることは、なかなか大変かもしれませんが、毎日毎日、努力することで、いつか達成できると思います。
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2013年7月13日(日) クムダセヤドー浜松瞑想会
1.アーナパーナ・サティのやり方と妄想・眠気対策
2.アーナパーナ・サティはニミッタ(似相)による四十業処(サマタ)の一つ
3.瞑想を深め集中力を高めるためには「戒」を守る必要がある
4.五自在と五禅支と禅定力とについて
5.禅定について(第一禅~第四禅)
6.三十二身分瞑想~第四禅定の禅定力が無いと観ることができない
7.ヴィパッサナ瞑想~ルーパ瞑想【無常・苦・無我を観察】
8.ヴィパッサナ瞑想~ナーマ瞑想【心と心所を観察】
9.「戒(シーラ)」は瞑想の土台であり基礎
10.慚(hiri)愧(ottappa)は戒律を守る上で大切であり、悪趣に転生しない心
11.信(saddha)は浄心であり心が澄み明るくする
12.アーナパーナサティでは「自然な呼吸」に気付きを入れていく
13.「善心(クサラ)」で死ぬための準備~寝る前に「アナパナ瞑想」「慈悲の瞑想」の練習を